Club News 2019
◆「仁徳天皇陵の清掃奉仕活動に参加」
◆「百舌鳥・古市古墳群」世界遺産登録一覧(49基)
◆ 「仁徳天皇陵の清掃奉仕活動に参加」
2019年11月3日(日)、「仁徳天皇陵周遊路の清掃奉仕活動」が「仁徳陵をまもり隊」の主催により開催され、当クラブからは会員及び家族、それにファミリー会員、ガールスカウトの皆さんなど30名ちかくが参加いたしました。定刻9時30分、中央の鳥居前広場に地元連合自治会など各種団体の皆さん、当クラブを含めて300名ちかくが集合し、開催の挨拶、注意事項など説明のあと、周遊路の全長2850メートルを区分された各担当区域ごとに分かれて作業が開始されました。
今年7月には、この仁徳天皇陵を含む「百舌鳥・古市古墳群」が世界遺産に登録されましたが、今回はその後、初めての清掃活動となりました。そのため堺市よりお越し頂いた副市長様より世界遺産登録証であるレプリカのお披露目がありました。
この奉仕活動は、1994年12月11日(日)(平成6年)を第1回目として当クラブが単独の奉仕活動として始めたものであり、過去においては、天皇陛下・皇太子殿下が堺を訪問される際には、前もって堺市当局より当クラブに要請があり清掃活動を行ったこともありました。このような臨時的な清掃を除けば、毎年春と秋の年2回行ってまいりました。2006年4月1日(平成18年)堺市が政令指定都市として発足することとなったのを期として、堺市当局からの要請により同天皇陵の周囲に隣接する地元の自治連合会などにも呼びかけることとなり、当クラブも発起人となり、「仁徳陵をまもり隊」として新発足し現在に至っております。
当クラブでは、このように地元に密着した奉仕活動として、これからもつづけてまいります。
◇ 開始前の全員集合
◇ 清掃作業風景
◆ 「百舌鳥・古市古墳群」世界遺産登録一覧(49基)
日本最大の前方後円墳である仁徳天皇陵古墳を含む「百舌鳥・古市古墳群」が世界遺産に登録された。4世紀から6世紀前半にかけて築造された多様な規模、形状の古墳群49基で構成されている。
堺市内の「百舌鳥エリア」には23基があり、羽曳野市と藤井寺市内の「古市エリア」には26基がある。そのうち、百舌鳥エリアには14基、古市エリアには15基の計29基は、宮内庁が古代の天皇や皇族の陵墓として管理している古墳である。
これらの中で、百舌鳥エリアの「仁徳天皇陵古墳」・「履中天皇陵古墳」・「反正天皇陵古墳」と、古市エリアの「応神天皇陵古墳」・「仲哀天皇陵古墳」・「允恭天皇陵古墳」・「仲姫命陵古墳」が第14代天皇から第19代天皇にかかわる古墳である。4世紀後半から、豪族による連合政権が国家を形成していく中で、巨大な土の建造物を築いた当時の高い技術や、初期国家が形成されていく過程で、被葬者の権力を墳墓の大きさや形によって象徴した独自の文化が世界遺産として評価されたものである。
国内最大の前方後円墳である「仁徳天皇陵古墳」。下記、世界三大墳墓の大きさを比べると、仁徳天皇陵古墳の巨大さがよく分かります。
名 称 | 全 長 | 高 さ | 体 積 |
仁徳天皇陵古墳(日 本) | 486m | 35.8m | 140万立方m |
秦の始皇帝陵 (中 国) | 350m | 76m | 300万立方m |
クフ王のピラミッド(エジプト) | 230m | 146m | 260万立方m |
1.百舌鳥エリア(堺市 23基)
No. | 名 称 | 墳 形 | 大きさ | 備 考 | |
(1) |
仁徳天皇陵古墳 |
※ | 前方後円墳 | 486m | 第16代天皇 西暦313年即位 |
(2) |
履中天皇陵古墳 |
※ | 前方後円墳 | 365m | 第17代天皇 西暦400年即位 |
(3) |
反正天皇陵古墳 |
※ | 前方後円墳 | 148m | 第18代天皇 西暦406年即位 |
(4) |
茶山古墳 |
※ | 円 噴 | 56m | |
(5) |
大安寺山古墳 |
※ | 円 噴 | 62m | |
(6) |
永山古墳 |
※ | 前方後円墳 | 100m | |
(7) |
源右衛門山古墳 |
※ | 円 噴 | 34m | |
(8) |
孫太夫山古墳 |
※ | 帆立貝形墳 | 65m | |
(9) |
竜佐山古墳 |
※ | 帆立貝形墳 | 61m | |
(10) |
銅亀山古墳 |
※ | 方 墳 | 26m | |
(11) |
菰山塚古墳 |
※ | 帆立貝形墳 | 33m | |
(12) |
丸保山古墳 |
※ | 帆立貝形墳 | 87m | |
(13) |
御廟山古墳 |
※ | 前方後円墳 | 203m | |
(14) |
ニサンザイ古墳 |
※ | 前方後円墳 | 300m | |
(15) |
塚廻古墳 |
円 噴 | 32m | ||
(16) |
収塚古墳 |
帆立貝形墳 | 59m | ||
(17) |
長塚古墳 |
帆立貝形墳 | 106.4m | ||
(18) |
旗塚古墳 |
帆立貝形墳 | 57.9m | ||
(19) |
銭塚古墳 |
帆立貝形墳 | 72m | ||
(20) |
寺山南山古墳 |
方 墳 | 44.8m | ||
(21) |
七観音古墳 |
円 噴 | 32.5m | ||
(22) |
いたすけ古墳 |
前方後円墳 | 146m | ||
(23) |
善右ヱ門山古墳 |
方 墳 | 28m |
(注) ※印 (宮内庁管理・陵墓 14基)
2.古市エリア(羽曳野市・藤井寺市 26基)
【羽曳野市 10基】
名 称 | 墳 形 | 大きさ | 備 考 | ||
(1) |
応神天皇陵古墳 |
※ | 前方後円墳 | 425m | 第15代天皇 西暦270年即位 |
(2) |
墓山古墳 |
※ | 前方後円墳 | 225m | |
(3) |
誉田丸山古墳 |
※ | 円 噴 | 50m | |
(4) |
二ツ塚古墳 |
※ | 前方後円墳 | 110m | |
(5) |
東馬塚古墳 |
※ | 方 墳 | 23m | |
(6) |
栗塚古墳 |
※ | 方 墳 | 43m | |
(7) |
向墓山古墳 |
※ | 方 墳 | 68m | |
(8) |
西馬塚古墳 |
※ | 方 墳 | 45m | |
(9) |
白鳥陵古墳 |
※ | 前方後円墳 | 200m | |
(10) |
峯ヶ塚古墳 |
前方後円墳 | 96m |
【藤井寺市 16基】
名 称 | 墳 形 | 大きさ | 備 考 | ||
(1) |
仲哀天皇陵古墳 |
※ | 前方後円墳 | 242m | 第14代天皇 西暦192年即位 |
(2) |
允恭天皇陵古墳 |
※ | 前方後円墳 | 230m | 第19代天皇 西暦412年即位 |
(3) |
仲姫命陵古墳 |
※ | 前方後円墳 | 290m | 第15代 応神天皇時の皇后 |
(4) |
津堂城山古墳 |
※ | 前方後円墳 | 210m | |
(5) |
中山塚古墳 |
※ | 方 墳 | 50m | |
(6) |
八島塚古墳 |
※ | 方 墳 | 50m | |
(7) |
鉢塚古墳 |
前方後円墳 | 60m | ||
(8) |
鍋塚古墳 |
方 墳 | 63m | ||
(9) |
助太山古墳 |
方 墳 | 36m | ||
(10) |
古室山古墳 |
前方後円墳 | 150m | ||
(11) |
大鳥塚古墳 |
前方後円墳 | 110m | ||
(12) |
東山古墳 |
方 墳 | 57m | ||
(13) |
はざみ山古墳 |
前方後円墳 | 103m | ||
(14) |
野中古墳 |
方 墳 | 37m | ||
(15) |
浄元寺山古墳 |
方 墳 | 67m | ||
(16) |
青山古墳 |
円 噴 | 62m |
(注) ※印 (宮内庁管理・陵墓 15基)
3.百舌鳥・古市古墳群
所在地 | 宮内庁管理 | その他 | 計 |
堺市 | 14基 | 9基 | 23基 |
羽曳野市 | 9基 | 1基 | 10基 |
藤井寺市 | 6基 | 10基 | 16基 |
(計) | (29基) | (20基) | (49基) |
大仙公園:中
履中天皇陵古墳(上石津ミサンザイ古墳):手前